訪問看護師。さん

在宅生活になって、来月で丸3年。
激動の3年でした。。。

今日、午前中の訪問を終えて、
大好きな看護師さんが言った。
「jibunさん、表情が変わったよね。
 なんだかスッキリしたみたい」
。。。

自分でも、そう思います。
。。。

当初このブログを始めるきっかけは
ある人への、愚痴を吐き出すためでした。
その人の仕事がたまたま”訪問看護師”だったために
私は、看護師さんに対する”トラウマ”が増殖してしまったのです。
私の悪い癖です。
その人と、他の人とは違うのに、
看護師さんに対する、恐怖心、不信感、偽善・・・
それでも、生きる上では欠かせない存在に
惨めさと悔しさで、何度涙したかわかりません。
憎いはずの職業の人の世話になる自分。
これ以上の屈辱はありませんでした。

そんな出口のないジレンマから救い出してくれたのも
他でもない、看護師さんや主治医の先生、リハビリの先生方と言う
”医療スタッフ”の方たちです。

あの人はあの人。
職業なんて関係ない。
まして、私の進む道に、彼女は存在していない。
そんな簡単なことがわかるまでに、4年も掛かりました。
大きな代償を払い、たくさん傷ついて、ようやく受け入れられることが出来ました。

寂しい人は世の中たくさんいる。
子供に恵まれ、夫がいても、心が寂しかったのでしょう。
今なら、哀れな人だったと、思えても、あの頃はとてもそうは思えなかった。
かわいそうな人。

おかげで、私は目を覚ますことが出来ました。
長く続いた呪縛から逃れることが出来ました。
本当に、長く苦しい道のりだったけれど
一番大切なものだけは失わずに済んだことに感謝します。

私は人に恵まれた。
それがこれから生きる糧になる。
訪問看護を受けながら、ふと浮かんできた”今の素直な気持ち”です。

*追記*

訪問中、「山本モナ」の話題がテレビに流れていた。
彼女が報道されるのは2度目。
以前は政治家、今回は野球選手。
妻子ある人との恋愛は、その罪悪感を秘めれば秘めるほど
わくわくと、魅力的なのだろう。
奥さんより、自分が優位にったかのような錯覚も起こし
より恋が燃え上がるのでしょう。
その時、裏切っている“家族”のことなどお構いなしに。
公になって初めて気付く、妻(夫)と子の苦しみ。
決して癒えることのない心の傷。

病める時も、健やかなる時も愛し続けると誓った愛。
そんなものは、ほんの些細な心の隙間から、どんどんひび割れていく。
守れないなら、誓わなければいい。と思ってしまう。
誓ったのなら、死が二人を分かつまで、貫き通してみたいものだ。
まあ、理想と現実が異なるのが大人の社会。
仕方がない。
人の心は変わりやすいもの。
仕方がない。

長年連れ添った老夫婦。。。
この夢は来世で叶うものかしら。。。

お・し・ま・い
   

by jibundenaiwatasi | 2008-07-14 13:23 | 病気・怪我・薬・訪問看護 | Comments(4)
Commented by toshi at 2008-07-15 12:37 x
読んでいて、胸がギュッと痛くなりました
切なさが込みあげてきます
恋愛は自由な世界かもしれないけれど、そこに
伴侶が存在する場合は、別だと思います。
そうでなければ、何でもあり。になってしまいます
そうした覚悟と、巻き込んでしまった人たちの心のケアを
考えたら、いくら辛くても恋愛に逃避することは認め難いですね
自分さえよければ・・・なんて、大人が言っていたら大変です
子供達に見せる背中が汚れてしまいます。
Commented at 2008-07-16 12:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jibundenaiwatasi at 2008-07-17 10:17
>toshiさん
恋愛は自由。年齢制限もなにもありませんしね。
ただ、理性は必要です。
家族を巻き込んで成就する恋なんて
きっとないでしょうから。
Commented by jibundenaiwatasi at 2008-07-17 10:18
>07-17 10:17の鍵さん
その通り。ですね
私もそうなることを願っていますよ。
line

「全身麻痺のシングルマザー」 人生奮闘記。かな?


by jibundenaiwatasi
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31