敵討ち。

3月20日、中学校の卒業式がありました。が、次男は出席しませんでした。担任の先生が自宅を訪問し、卒業証書を渡してくれました。
「右のものは、中学校における全ての履修を終えたことをここに証します」
大ウソです!
3年間不登校で履修を終えられるわけがない。しかしこれが現実です。
不登校の多さにゾッとします。
ひとつだけはっきりしていることは、生きていて良かったこと。学校や先生、友達のために、尊い命を捨てずに済んだこと。生きていてくれたこと。それだけで十分です。そして何回でもチャレンジできること。それだけで十分です。
悔しかった思いは、お母さんが大人としてのけじめをつけるからね。
と、言うわけで卒業式当日に手紙を送りました。
以下の通りです。


Y様(元担任)
とても長く辛い3年間でした。
新たな門出を祝う卒業式すら出席できず、思い出が詰まるはずだったアルバムからも自分の存在を消した生徒がいます。
手紙一枚書けないほど忙しかったのでしょうか。
電話一本かけられないほど、先生にとってはどうでもよいことなのでしょうか。
私には理解できません。
あのときの指導が適切だったら……。
あのときの指導が不公平なものでさえなければ……。
きっと息子もみんなと一緒に今日のよき日に立てたことでしょう。
忘れないでください。
卒業すれば厄介者が一人減るわけではありません。一人の人間の大事な人生を歪めてしまった事実は生涯消えることはありません。息子と同じような生徒を出さないためにも、心に刻んでください。そして教鞭を取り続ける限り、自分の過ちと向き合ってください。

平成31年3月20日       母

             
O先生(現担任)
2年間ありがとうございました。長く辛い3年間でしたが、何とか一歩踏み出すことができたのは、O先生のおかげです。息子に手をさしのべてくださって、本当にありがとうございました。あのまま放っておかれたら、ますます人間不信になっていました。まだまだ自分自身の弱さとの戦いですが、先生が寄り添ってくださったことは、息子にとってかけがえのないものになりました。
ありがとうございました。


校長先生
2年間お世話になりました。
O先生のおかげで何とか一歩前に進むことが出来ました。4月から自宅近くの高等学校へ通うことになりました。長く辛い3年間でした。それでも諦めずに息子を信じて見守ってきました。残念ながら卒業式には出席できませんでしたが、O先生のご尽力のおかげで、人間不信にならずに済みました。ただ、担任から外れたからと、一切の関わりを持とうとしなかったY先生には失望しました。何のために教師をしているのか疑問です。
どちらにせよ、息子のこれからを親としてしっかりサポートしていくつもりです。生徒一人一人に寄り添ってくれる先生が増えますように。A中学校に通って良かった。と思える学校となりますことを切に願います。

by jibundenaiwatasi | 2019-03-26 21:46 | 次男中学 | Comments(0)
line

「全身麻痺のシングルマザー」 人生奮闘記。かな?


by jibundenaiwatasi
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31