お父さん、大嫌い!

夕べ、長男が言った。
「お父さんなんか大嫌い!」

・・・。

夏休みの計画を立てているところだった。
お友達家族とキャンプに行くか
我が家でちょっとした場所へ行くか、
それとも、
父方の祖母や従姉弟のところへ行くか・・・。


まあ、
父方の方へ行くとなると
「お父さんに会えるかものね」と言った途端、
「いやだ!だったら行きたくない!」と泣き出した。


父親と離れて、かれこれ2年。
直接のコンタクトはない。
養育費は、たまに遅れはするけれど
きちんと振り込まれている。
子供たちにも、お父さんから振り込まれるお金のことは
ちゃんと説明をしている。


けれど、
次男の卒園や入学
誕生日に至るすべての連絡は無い。


それでも、
おそらく「そうであろう」物が
祖母から届くが、手紙や電話は無い。


子供たちとも
ことあるごとに”思い出の父ちゃん”のことは話す。
みんなでケラケラと、楽しい思い出ばかりを・・・。
そんな中で、2人とも
「会いたい」とも「会いたくない」とも言ったことはない。


以前長男が
「なんで、お父さんと結婚したの?」とか
「どうして僕たちを産んだの?」の問いに、


「お父さんが大好きだったから」
「お父さんが子供が大好きって言ったから」って答えたら


バッサリ(>_<)
「その割にお父さん、子育てしないで無責任だよね」と
きつーい、一発が飛んできた。


あまりに的を得た大胆発言に
思わず
「お父さんはね、小さい頃、あんまり甘えられなかったから
今、たっくさん、甘えたいんだよ。
だから、あのおばちゃんに
一杯甘えられて、今、とっても幸せに暮らしていると思うんだ」と、
微妙~な
フォローをしていました(^^;)


確かに、
鬱鬱していては不幸です。
家族は別々でも
個々に幸せなら・・・と。
ずいぶん気持ちを割り切ってきました。


でも・・・
彼が父親と疎遠だったように
どうして”輪廻”は止められないのでしょうか?


次男は
父親と過ごした2年間より、
Mさんと過ごした時間の方が長くなってきた。


離れていても
親が子を想って
子は親を想う。
そんな風にはなれないのだろうか?


私は父親が大好きだった。
だから余計にそう思う。
死んでしまったら会えない。
文句も言えない。
抱きしめてももらえない。
話すことすら、
お墓や位牌の前だけになる。


生きていればこそ。
ただそれだけなんだけどね。


難しいのかな?


”輪廻”は断ち切れないのだろうか?


息子たちには


好きな人ができて


家族を持ったら


全力で守るようにと言っている。


それができる”人”に育ってほしいと。


お父さんも


お母さんもいて


君たち二人が


この世に生を受けたのだから。


「大嫌い!」なんて


悲しい言葉


聞きたくはないかな。


「お母さん、大好き!あいしてる!」


そう言ってくれる息子たちだから


せめて、


「お父さん、元気で頑張ってるね」って


そのくらいの距離感があればいいな。


贅沢な理想かな・・・。


「大嫌い!」の裏側に


「大好き!会いたいよ、お父さん!」


私には


そう、聞こえたような気がするけど・・・。


9歳の子には


過酷な道を歩ませてしまったね。


心の十字架。


忘れないようにしようね。


それでも、


彼らは着実に育っている。


後は


彼らが未来を切り開くだけ。


私は


頑張って生きて


それを見守るだけ。

by jibundenaiwatasi | 2010-06-03 18:23 | 結婚・離婚・パパ? | Comments(6)
Commented by チンダルレ at 2010-06-03 22:28 x
お久しぶりです。ケータイから覗いてみました。
家族を守る気持ちに共感してます。我が家も最近しんどい日々で、夫婦して子どもに励まされてます。
毎日を大切に暮らしていくことで道は開けると信じながら。
ハムケ…ヒム ネヨ!
Commented by pacer3 at 2010-06-03 23:28
John Lennon のソロアルバム第一弾、「ジョンの魂」最初の曲が、
Mother。 「お母さん行かないで!、お父さん帰ってきて!」という、
叫びが心に突き刺さります。ジョンの本心が、そこで開放されています。ビートルズで頑張ってきて、ソロになった時、不遇な少年時代を過ごしたジョンが過去を断ち切るためには、やはり原点に立ち戻らなければ、スタートが出来なかったんですね。

私も、姫を、女王様を悲しませないよう、努力します。
今は、まだうちも、「お父さんもお母さんも大好き」って言ってもらえてますので^^
jibunさん、ご子息達も、やがて色々な事に出会い、様々な人がいる事を理解してくれる時が来ると思います。
Commented by ruru at 2010-06-04 06:15 x
口ではそう言ってるけれど、心の奥では大好きだし会いたい気持ちもあるんだと思いますよ。
自分も父親がいない環境で育ったので、よくそんな事を言って母親を困らせていたもんでした。
Commented by jibundenaiwatasi at 2010-06-06 09:25
>チンダルレさん
오래간만입니다^^
小学生の間くらいは、両親がいるに越したことはありませんね
いずれ、自立するでしょうし。
でも、いがみ合っている両親を見せるほど
残酷なこともありませんね。

今は、この状態を維持できるように
頑張るしかないですね。

함께 힘냅시다p(^-^)q
Commented by jibundenaiwatasi at 2010-06-06 09:27
>pacer3さん
そうですね。
理解・・・出来るかどうかは本人次第でしょうね。
いくつになっても、理解できずに苦しむか
自分も同じ道を歩むことで、急に理解出来たり・・・
どちらに転んでも
進むのは「自分」ですものね。
Commented by jibundenaiwatasi at 2010-06-06 09:33
>ruruさんへ
会いたいのが普通です。
突然、子供たちにすれば、どうして?と思うはずですから。

だけど、
私がお膳立てしてどうにかなるものではなく
こればかりは本人の気持ちが伝わらないと・・・
想っていないわけではないのでしょうが
不器用な人だから、今の奥さんと我が子とを
両方大事にはできないのでしょうね

私が生きている間は、私が責任もって
いつか私の寿命が尽きた時は
お父さんの出番かもしれませんね^^
line

「全身麻痺のシングルマザー」 人生奮闘記。かな?


by jibundenaiwatasi
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