懇談会。その前に。

保育園でのクラス会の前に・・・。

話しておきたい人がいた。

それは

担任の先生。

悩んでいるお母さんが

我が家を訪ねる前に・・・。

どうしても

先生と話したかった。

お母さんは悩んでいる・・・。

そして、

その大半が先生に対する不満。

私から見た担任の先生は

安心して任せられる、頼りになる先生。



お母さんが、いくら悩んでいても

間違った意見に安易な同調はできない。

だけど、

否定もできない。

否定したらパニックに陥るのはわかっていたから。

自分の中に

1本“芯”となるものが欲しかった。

あれだけ深い溝。

先生も辛いかもしれない。

そうして会いに行ったところで

話をするうちに泣き出した先生。

ずっと、耐えてきたものが溢れ出した。

良かれと思ったことが、

尽く仇となり

相手の怒りを買ってしまう。

20年の保育士生活で初めての経験だそうだ。

何を言っても

何をしても

相手からは”不満の声”

どうしたらいいかわからなくなっていた。

その思いが溢れ出た。

「ごめんなさい。お母さんに愚痴をこぼして・・・」

先生も、

辛かったと思う。



私は

鬱とその家族の立場も味わった。

だから、

たとえ”理不尽”だと思っても

飲み込まなければいけないこともあった。

そんな、もどかしい気持と切なさを話した。

先生は自分を責めていた。

自分のせいで、

保育園全体をお母さんに否定されてしまったことを。



先生は一生懸命頑張っている。

それは

謝恩会の準備をする他のお母さんたちが

一番わかってくれている。私も同じだ。



被害妄想的な思考は、

特徴的な病気の表現なのかもしれない。

先生も、理解しようと頑張ったそうだ。

それが、うまく伝わらなかっただけ。



私に

お母さんが愚痴をこぼせるのは

車いす生活だということ。

元夫が鬱だったということ。

話を聞くことは容易いかもしれないけれど

安易な相槌は相手を傷つける。

それだけはしたくなかった。

先生と話し、

自分の立ち位置が決まった。

これから6年間、同じ小学校に通うお母さん。

たとえ病気でも

これから子供たちの成長を見守っていくのなら

このまま

全て相手が悪い。

お友達が悪い。

先生が悪い・・・。

そればかりでは乗り越えにくい。

周りは病気を理解してくれない・・・。

これでは辛すぎる。

これでは悲しすぎる。

人のせいにしているうちは

乗り越えられない。

そのことだけは伝えていきたい。

何年かかっても・・・。



人のせいにして

自分が幸せを感じられることは

ないと思う。

そんな気がする。

by jibundenaiwatasi | 2010-01-24 11:49 | 学校・保育園 | Comments(4)
Commented by pacer3 at 2010-01-24 22:51
精神的疾患に伴う被害妄想であるとすると、
正直申し上げて、これは非常に難しい問題です。
我が家の例も出しましたが、正直、短期間の話し合い程度では
解決しません。
精神科医やカウンセラーなどの専門家の介入が必要です。
jibunさんの仰るように、他人の所為にしていては、
自身の幸せなど見つけられませんよね。
Commented by jibundenaiwatasi at 2010-01-25 13:20
>pacer3さん
難しいです。
お母さんは、入退院を繰り返すほどの状態。
今も、通院と薬の服用しています。

だから何してもいい。というわけでもないから大変です。
先生も、子育ても
思うようにいかないとパニックに・・・
誰でも大なり小なりはそうなんですけどね。

少しでも、気がまぎれればと思い
明日から、週1回。
お迎え時間を合わせて一緒に行くことにしました。
一対一だと、落ち着かないみたいだから^^
Commented by toshi at 2010-01-25 18:14 x
先生も、つらかったのでしょうね
jibunさんにしかできない心配りですよ
Commented by jibundenaiwatasi at 2010-01-27 09:09
>toshiさん
鬱の辛さ、味わいましたからね
本人も、周囲も
みんな辛いんですよね
line

「全身麻痺のシングルマザー」 人生奮闘記。かな?


by jibundenaiwatasi
line
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